2009年02月15日

師匠・宮城秀夫が沖縄タイムス芸術選賞奨励賞を受賞しました

私の三線の師匠・宮城秀夫師範が、2008年度沖縄タイムス芸術選賞奨励賞を受賞しました。
この賞は、「昨年一年間を通して優れた芸術活動および芸術文化の向上に業績のあった個人・団体を顕彰するもの」だそうで、今回は10部門で大賞16名、奨励賞19名、功労賞5名に贈られています。
感覚的には、コンクールの上に位置する賞のように思っていました。
秀夫先生の関東での活動が正当に評価されたもので、非常にうれしく思います。
28日には贈呈式と祝賀会がパシフィックホテル沖縄で開かれますが、師匠と美酒を酌み交わしたいと思っています。
ちなみに、師範試験でお世話になった新垣一雄先生が、師匠と同じ奨励賞を受賞されているのもうれしいニュースでした。

沖縄タイムスの記事
タイムス芸術選賞 16人に大賞/2月28日贈呈式・祝賀会」  

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2009年01月02日

明けましておめでとうございます

旧年中はたいへんお世話になり、まことにありがとうございました。
皆さまのご指導・ご鞭撻のおかげて、私は野村流古典音楽保存会の師範免許試験に合格することができ、またあらためて研究所も開設いたしました。
これからも副店長とともに力を合わせて精進してまいりますので、ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

今年は首里三線店のなおいっそうの発展もさることながら、個人的にも充実した三線生活を送りたいと思っています。
大きな目標として、沖縄タイムス芸術選賞「グランプリ」に再挑戦し、合格するつもりでおります。
研究所の稽古では、基本をしっかり身に付けてもらうことを軸にして、ゆっくりゆっくり歩んでいきたいと思っております。興味のある方は、続けるかどうかにかかわりなく、どうかご遠慮なく見学にいらしてください。
毎月恒例の「首里琉染」さんでのライブも続けてまいりますので、お近くの方、当日来沖中の皆さま、偶然居合わせてしまった方、どうぞ遠慮なくご笑覧いただければ幸いです。
国際通りに支店展開している「石垣牛とアグーの専門店 守礼」での仕事も続けてまいります。金曜日・土曜日の午後7時~10時までですので、ご来店をお待ちしております。新都心の「ぱいかじ 上之屋店」でも時々歌っておりますので、お目にかかれれば幸いです。
副店長とのユニット「あやさんてるさん」の活動も広げていきたいと思っておりますので、どこかでお目にかかれるかもしれません。その節はよろしくお願いいたします。

末筆ながら、皆さまのご健康とご活躍をお祈りしております。  

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2008年12月01日

来年も関西大学に行くことになりました

9月のことですが、関西大学に私たちを講師としてお呼びくださった先生が沖縄にお越しになり、講義のアンケートからのお話をうかがいました。
6月は田舎から出てきて入学した人にはつらい時期だったりするようです。
出身地の文化とのギャップからくるカルチャー・ショック、言葉の使い方の違いで意思の疎通が難しくて友達ができないとか……

私が東京に行って就職した時は会社の寮に住んだので、みんなが全国から集まっていて同じような境遇ですから、すぐに仲良くなれました。
そのことが長居できた理由かなと思います。

受講生の中には、沖縄から大阪に一人で来て、溶け込めずに悩んでいた二人の学生がいました。
彼らは私たちの講義を聞いて、自分たちの文化に誇りや自信を感じて、考えていた退学ををやめたとのことで、それだけでも行った甲斐がありました。

みんな何かしら悩みがあると思います。
特に家族と離れていると受け入れてもらえる居場所がないような気になってしまいがちです。
周りのことを気にして合わせようと無理をすると、自分を見失いそうになります。
むしろ自分のやりたいこと、目指していること、好きなことを楽しく考えていれば、一緒にやりたい人が現れてきて、どんどん楽しくなっていくことが多いような気がします。
だから、やってみたいこと、好きなことを考えていてほしいなと思いました。

あんまり無理して頑張れっていいたくないんだよね。

ということで、実はまたお声がかかって、来年も講師としておじゃますることになりました。
お騒がせいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。  

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2008年11月03日

四つ竹サマーフェスティバルの3ヶ月が終了

7月~9月の3ヶ月間、毎日2回のステージに出演した「四つ竹サマーフェスティバル」も無事に終わり、ほんとうにホッとしています。
一度も穴を開けずに終えることができたのは、家族の健康と協力があってのことで、まず家族へ感謝しています。
この間一度も風邪をひかなかった5歳の息子、夜遅くまで預かってくれた母、母が不在の時に協力してくれた私の妹、そして私の休みの日には、朝から別で勤めて疲れていながらも、また日曜に息子とプールに行った後でも交代で出演してくれた夫の店長、皆に本当に感謝です。
ステージで歌うのは民謡を2曲とカチャーシー。曲の説明、ナレーションと進行が主な仕事で、歌っているより話していることが長く、これまで経験したことのない舞台でした。
でもそのおかげで、店長は自分の意外な素質を発見して、とても良かったようです。四つ竹のおかみさんからも店長のほうが向いていると太鼓判をいただいていました。
四つ竹の舞台に民謡が登場することは初めてのことで、マイクや音響など、一つひとつ手探りで毎日作りあげていく状態で、あれこれやっているうちに、もう3ヶ月?! というのが正直な気持ちです。始まる前は長く感じられましたが、やっていると早く過ぎてしまうものです。
今回の出演は、自分の師匠の金城みゆき先生からいただいたお話だったので、紹介していただいた師匠に恥をかかせたくないという思いで、私なりに必死でした。
最後の日はお店のスタッフ、演者のメンバーと琉舞の先生方が、3ヶ月だけの私たちのために、送別会を開いてくださいました。たくさんの新しい出会いの中で、一つのことをやり終えて、やっぱり大泣きの私でした。翌日、私の母は「3ヶ月は普通は試用期間でしょ!」と話してましたが……。
私を介して、沖縄芸能に取り組む若い沖縄人を、沖縄で友人の少ない大和人の店長に会わせることができたことも、私には楽しいことでした。
これから芸能活動を続けていけば、またどこかで一緒になることもあると思うので、それも楽しみです。
この3ヶ月は、たくさんの出会いとなかなかできない経験の中で勉強させていただいた充実した時間だったと思います。
わざわざ足を運んで観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。心から感謝いたします。
現在の「四つ竹」の舞台は、琉舞4曲と、エイサー4曲の華やかな演舞を上演しています。ナレーションは録音で、訛りのないきれいな声で説明してくれています。
機会がありましたら、この舞台にも足を運んでみてください。  

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2008年10月15日

師範免許試験に合格しました

去る10月5日(日)に、野村流古典音楽保存会の師範免許試験が宜野湾市立中央公民館で行なわれ、かく言う私も受験し、無事合格いたしました。
課題曲は、沖縄タイムスのコンクール「グランプリ」の曲と同じ「長ぢゃんな節」です。

師範試験の場合、受験者が3名一組で歌います。
私の場合は新垣一雄研究所のお二人、上原政明さん、新垣俊道さんとご一緒でした。
試験の2週間ほど前に上原さんからお電話をいただき、一緒の組なので稽古しましょうということになりました。
つごう4回の稽古でしたが、この稽古の楽しかったこと。
同じ課題を持つもの同士が一緒に歌うことの楽しさを久しぶりに味わいました(ご一緒した新垣俊道さんは、沖縄県立芸術大学の助手で、地謡などで活躍し、将来を大いに嘱望されている若手のお一人です)。

受験日当日は、公民館集会室の舞台に3人並んで試験に臨みました。
私は受験番号7番で、舞台に向かって右側、真ん中に6番の新垣さん、左側が5番の上原さんです。
前日の稽古で完璧に仕上げていた私たちでしたが、何が起こるかわからないのが試験というものです。
歌い出してから1分もたたないうちに、上原さんのウマが「パチン!!」という音とともに倒れました。
その場に居合わせた全員が息を飲んだと思いますが、歌っている私と新垣さんはそういうわけにもいきません。
審査員が止める指示を出すのかと思いつつ、歌い続けました。
審査員の手は上がらず、上原さんも急いでウマを立て直して、歌い続けている私たちに加わります。
3人揃ってからの私たちは、開き直ったという感じで、朗々と歌い上げました。
自分でいうのは憚りのあるところではありますが、おそらく当日の5組のなかで一番の出来だったのではないかと思います。

控え室に戻る途中でも、後に歌う受験者の方々や、お師匠さん、関係者の方々に、「偉かった、上等だった」と褒められました。
控え室でもその話題で持ちきりで、皆さんは審査員が一度止めて最初から歌い直したものと思っていたようです。
そのままウマを立て直して続けたという話をすると、さらにビックリしていました。
合格発表の後、他の受験者の方に「思い出に残る試験になった」と言われましたが、私も語り草になる試験だったと思います。

最後になりましたが、これまでご指導を賜りました宮城秀夫師匠に、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
また、グランプリ、師範試験とコンテスト続きでけっこうイライラしていた私を励まし、支えてくれた妻・副店長に心からありがとうといいたいと思います。
来年のグランプリ入選まで、もうしばらくのあいだ、よろしくお願いしますね。


追記:試験の演奏中に倒れたウマですが、実は控え室で手合わせをした際に一度倒れているのです。あとで懇意にしている三線職人にその話をすると、そういう場合は同じウマはけっして使ってはいけないそうです。
見た目はなんでもなくても、控え室で倒れたのは何か支障があったからで、本番では別のウマを使わなくてはいけなかったと言われました。
これをお読みの皆さんも、倒れたウマは二度と使わないようにしてください。  

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2008年10月09日

12時間無料指導を有効に使ってください

春以来、しばらくぶりに稽古に来た方がいらっしゃいました。
久しぶりでも譜面を見ながらなんとか弾けていましたが、困っていることがあると言うのです。
それは、チンダミしてもカラクイがくるくると戻ってしまう現象でした。
この現象に困っている方はけっこう多いと思いますが、チンダミしていてここだというポイントでカラクイを三線の方へ押し込んであげてください。
カラクイの頭に親指を持っていって三線の方へ気持ち押し込むのです。
ほんの簡単なことですが、これをするしないではまったく違います。
あまり力を込めると入りすぎて動かしづらくなりますから、これにも加減が必要ですが。
問題をうかがって、ちょっとアドバイスしてみたら、簡単にクリアできました。
また頑張って練習してきます、と張り切ってお帰りになりました。
一つ引っかかって解決できないでいると、三線をケースから出すのもおっくうになってきます。
そんな経験をしている方がけっこういるのかも、と思いました。
ほんのちょっとしたアドバイスで解決したりすることも多いですから、問題をかかえたままずーっと三線しまっているという方は、12時間無料指導を有効に活用してください。
HPの「お問い合わせメールフォーム」から、希望の練習時間をご連絡ください。
可能なかぎり調整して、ご希望にお応えしていきたいと思っています。
当店で三線を購入されていない方も、できるかぎりお応えしてまいりますので、遠慮なくご相談くださいね。  

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2008年09月10日

琉球國民謡協会芸能祭

来る9月21日日曜日、沖縄市民会館大ホールにて、午後5時30分開場、6時開演で、第5回琉球國民謡協会芸能祭が開催されます。
7月に行なわれたコンクールの受賞者と、協会に所属するプロの先生方が出演します。
金城実さん、山里ゆきさん、神谷幸一さんはじめ、テレビ・ラジオで活躍する唄者がたくさん出演し、島唄ファンの方にはとてもお得です。
チケットは前売り1500円、当日2000円です。
ちょうどこの頃に沖縄にいらっしゃる、という方には良い機会ではないでしょうか?  

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2008年09月08日

東京のアシバ祭

毎年9月23日の頃にJR中野駅の北口広場で開かれているアシバ祭は、今年、9月28(日)に予定されています。
じつは店長と副店長の出会いの場といっても過言ではないお祭りなのです。
東京に住むうちなーんちゅが自分たちの足場を築こうということと、みんなで遊ぼうを合わせてのネーミングです。毎年開催されて、今年は23回目です。
実行委員会の中心は東京沖縄県人会青年部で、関わりのある団体やいろんな方の手で作り上げる、手作りのお祭りです。
会場にはさまざまな売店も出て、オリオンビールや泡盛、沖縄そばなどで沖縄気分を楽しめます。
エイサーや島唄ライブが中心のステージは昼頃から始まり、夕方6時頃までノンストップのプログラムです。最後に広場全体で踊る長ーいカチャーシーは圧巻です。
みんな仕事をしながら、休み返上で作る祭りですので、思いがなければできないですよね。
今では沖縄人は区別されることはなくなりましたが、20数年前はなにかしら「差別」がありました。
孤独になりがちな沖縄の青年の集う場としての青年部・アシバ祭は、たくさんの人の手をつないで、いろんな形で続けられています。
現在活動しているメンバーの半分以上が沖縄人ではないということも変わってきていることです。
初めて来たのに、自分の居場所を発見する人もいるかもしれません。
興味のある方は足を運んで楽しんできてください。
たくさんのパワーと笑顔に出会えることと思います。
ちなみに、大阪は大正区で「エイサー祭り」が9月の第2日曜日に毎年開催されています。
こちらは今年で34回目。9月14日(日)のお昼からです。

店長と私の出会いとは……、私の歌う声に一耳惚れだそうです。
顔でなく声か……  

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2008年09月06日

今年のコンクールに挑戦して感じたこと

超ひさびさの店長です。
恥ずかしながら、今年の沖縄タイムス伝統芸能選考会「グランプリ部門」に挑戦いたしました。
結果はみごとに「ブザー」でした(コンクール暦初ブザー)。
つまるところ、稽古不足です。
とにかく25分間正座して唄うわけですから、並みの集中力では足りません。
自選の課題曲・本調子の「長ぢゃんな節」と、二揚げの今年の抽選曲「下出し仲風節」を、相当な緊張感のなかで集中力を失わずに唄うためには、何度も何度も稽古し、どんな状況でも間違わずに唄えるようにしておかないといけません。
よく言われることですが、コンクールの舞台には魔物が潜んでいて、何かというとあることないことひそひそと耳元でささやいてきます。
ふとそれに気をとられてしまうと、頭が真っ白になって手や唄が止まってしまいます。
そういうことのないように唄い込む稽古が必要なわけです。
今回は審査員の先生に「ブザー」を押させてしまったのですが、私自身は意外なことに来年に向けての自信が持てました。
何が足りなかったのか自覚でき、そこをしっかり押さえて稽古すれば大丈夫だと感じたのです。
新たな気持ちで挑戦する意欲がわいてきている今日この頃です。  

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2008年09月05日

今年の民謡コンクールで感じたこと

7月に琉球國民謡協会のコンクールがありました。
金城みゆき研究所からは7人が新人賞に挑戦しました。
7人の中でも5人は毎週欠かさず稽古に来て、先生から指導を受けていました。
この5人はもちろん合格しました。
受験できるのが小学校4年生からなので、2年生から始めてこの日の準備をしていた4年生のAちゃんは「遊びションガネー」で受けました。
お父さんも一緒に受けて二人そろっての受賞でしたので、喜びは倍以上ですね。
ところで、コンクール会場で見ていて感じたことは、ブザーを鳴らす方が多いということです。
練習の時は大丈夫と思った人も、当日たくさんの人の前で歌うのは初めてで、頭の中が真っ白になってしまっているのだと思います。
緊張感の張りつめた会場内は、本当に特別な場所ですし、ブザーが多いとさらに緊張度が増します。
その中で堂々と歌いとおした5人はりっぱでした。
普段から稽古以外でも集まって、人前で歌う機会の多い研究所だからということもあるかと思います。
練習では完璧だったんだけど……私もいつもあることです。
「いつも通りにできた」が最高ですよね。
コンクールや本番は「緊張感との戦い」です。
この「緊張感との戦い」は、たくさんの感動のあったオリンピック選手を見ていると、あの大舞台でやっているのはとても凄いことだと思います。
メダルを獲得した人の、この日のために4年間やってきました、というコメントは、練習をやりきった人の言葉ですね。
来年私もコンクールに挑戦します。
仲間の一緒に受ける人とも気持ちを確認しました。
練習をやりきった、という自信だけが自分を支えてくれるのだと思うし、自分にできる最上のことだと思います。  

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